STMのブログ

人生の師、矢部廣重先生が説く、『ビジネス帝王学』自習ノート

お礼状の数を管理する非常識な経営

ほとんどの会社では、「売上」を目標として掲げ、

その売上目標を達成するための方針を立て、

その方針に沿った様々な取り込みをしています。

 

つまり、経営において「売上」は、

当たり前に管理すべき項目と言えます。

 

しかしながら、売上があがることを価値の最上位に置く

「売上至上主義」の経営は、

時として商売の本質を欠くことがあります。

 

商売の本質は、顧客満足による社会貢献ですが、

粗悪な商品を格安で薄利多売して売上をあげた場合など、

一時的には売上目標を達成できたとしても、

その会社の継続的な発展は全く望めません。

 

この例からも分かるように、

継続的な利益の源である「顧客満足度」と「売上」は

必ずしも連動していないのです。

 

この経営の管理項目に関して、

「売上」ではなく、「お礼状の数」を管理することを

矢部先生は推奨されています。

 

これは、実に斬新な経営戦略です。

 

同業他社が「売上」の必達に躍起になっている中、

お客様の喜びと感謝の声に囲まれて

スタッフが全身でやりがいを実感しながら

悠々と楽しく仕事をしている会社があるのです。

 

お客様からお礼状が山ほど届く会社で

売上に窮している会社がどの位あるでしょうか。

 

ただ、1点注意すべきは、

お礼状自体が目的にならないようにすることです。

 

あくまで目的は、「お客様の喜び」であり、

お礼状はその結果と、よくよく認識することが

真の感動創造カンパニーへの出発点です。

 

あなたの会社でも、「お礼状の数」を目標に掲げ、

お礼状の数の目標を達成するための方針を立て、

その方針に沿った取り込みをされてはいかがでしょう。