たった一枚の紙で埋もれない会社を創る
事業継続の重要なポイントの一つは、
「同業他社との差別化」と言われています。
つまり・・
「埋もれない会社を創る」ことです。
それは分かってはいるけど、
どこを、どうすれば、埋もれない会社にできるのか、
その方法が分からない、
という方も少なくないように思います。
そのようなときに大活躍する一枚の紙。
それが、『喜びの大研究チャート』です。
このツールのフレームは、とてもシンプルです。
まず・・・
あなたの会社がお客様に提供している
商品やサービスなどに対する評価軸として
縦軸にお客様の気持ちを6段階で書きます。
具体的には、下から・・・
6.【絶句】
5.【スゴイ】
4.【マイッタ】
3.【一味違う】
2.【当たり前】
1.【ダメ・・】
↑[縦軸]
次に・・
その商品やサービスなどを構成している要素を
横軸に書き上げていきます。
例えば、
埋もれない年賀状をお客様に出したい場合、
次のような年賀状の構成要素が浮かびます。
【大きさ】【紙質】【デザイン】【文字の色】【切手】・・・
[横軸]→
そして・・
当たり前の年賀状を思い浮かべ、
【当たり前】レベルの列に
その【大きさ】~【切手】を書き入れます。
さらに・・
一味違う年賀状にするために
【一味違う】レベルの列に
【大きさ】~【切手】の各要素を
一味違うものに変えて書き入れます。
ここで、次の形に変えてできる一味違う年賀状を
想像してみてください。
【大きさ】⇒ A5版に。
【紙質】⇒ 段ボールに。
【デザイン】⇒ 立体的に。
【文字の色】⇒ 7色(レインボーカラー)に。
【切手】⇒ 干支の切手に。
・・・
実際、この一味違う年賀状をお客様に送ると
「500通を超える年賀状の中でナンバー1でした!」
というお礼状が届きました。
ここでは、イメージしやすいように
年賀状をテーマとして取り上げましたが、
テーマを変えて、次のステップで考えれば
同様に活用できます。
①あるテーマを構成要素に分解し、
②それぞれを6段階の独自モノサシで評価し、
③それぞれをレベルアップして、
④再統合する。
私が矢部先生から授かった最強のビジネスツールは
このたった一枚の紙ですが、
シンプル故に応用範囲が広く、効果も絶大です。